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ちぇこらどかのどこかで奮闘記


オーストラリアはシドニーで出会った相棒クンと夏に誕生予定のチビちゃんと三人四脚、イギリスはマンチェスターにて奮闘中。
by czekoladka
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お袋の味

ポーランド料理についてちょっと調べてみたところ、ポーランド料理は、長い歴史の中で、近隣ヨーロッパ諸国の料理を取り入れながら少しずつポーランド独自のスタイルが出来上がってきたとか。現在のポーランド料理は19世紀に形づくられたそうです。
ふむふむ。

新鮮な材料をふんだんに取り込んだ、煮込み料理やスープ料理が特徴で、寒くて長い冬を乗り越えるためのエネルギー源です。

ポーランド人の友人いわく、ポーランドは暖かい気候と寒い気候との差がハッキリとしているため、野菜や果物が農薬を使用しなくてもよく育ち、もともと人工的に栽培されたものがないので、オーガニックという言葉が存在しない?!そうです。
で、草も質が良く、それを食べる牛からできる肉や乳製品の質も良くなる?!そうです。ホントかなぁ(^^;

でも、確かに、初めてポーランドを訪れた際、野菜や果物の新鮮さ、それを使用した料理のおいしさにとっても感激しました。

そんなポーランド料理の中でもポピュラーなbigos(ビゴス)について。

ビゴスは、じっくりコトコト煮込むシチューの一種で、伝統的なポーランド家庭料理。ポーランド料理と言うと、真っ先に名前が挙がるぐらい愛されています。
"Mysliwski"(ミシリフスキ=狩人風)をはじめ、色々な種類があるようですが、私はまだミシリフスキしか食べたことがありません。
日本で言うと、肉じゃがかなぁ。各家庭によって材料や作り方が異なるので、味も千差万別。

ミシリフスキは、昔そのまた昔、狩人たちが狩猟の途中の空腹をまぎらわせるために作ったのが始まりだとか。
酢キャベツ、数種類の肉、ソーセージなどを一緒に煮込んだ、ちょっぴり酸味のあるシチュー。シチューほど水分はないかな。

主な材料は、

・kapusta kwaszona(カプスタ・クヴァショナ)=サワークラウトと呼ばれる、キャベツの酢漬け
・(これに加えて普通のキャベツの千切りを入れる家庭もあります。)
・ビーフ
・ポーク
・kielbasa(キエウバサ)と呼ばれるポーランドのソーセージ
・ベーコン
・玉ねぎ
・塩、胡椒、砂糖
・トマトペースト
・月桂樹の葉っぱ
・各家庭秘伝のスパイス
・(プルーンを入れる家庭もあります。)

これだけ見ると、なんだか難しそうな料理だけれど、意外と簡単に作れます。

と、偉そうに言ってるけれど、、、

ビゴスが突然食べたくなったある日、作り方わかんないし面倒くさいし、えーい、ポーランド食材店で瓶詰めのやつ買っちゃえ~!と(笑)インスタント食品とは違って、手作りのものをそのまま瓶詰めにしたものだったので、めちゃくちゃおいしかった!!↓
お袋の味_d0083180_23502656.jpg

お袋の味_d0083180_23504335.jpg

こんなのが自分で作れたらなぁ、という私の一言を聞いたぷりんす、早速ママさん&パパさんに電話→「ビゴスってどうやって作るんやったっけ~??」

そう、この電話のお陰で、上記みたいに詳しくなったわけなのです(^^; ママさんよりも腕が良いらしいパパさん、張り切って色々教えてくれました。ということで、日を改めて調理開始♪

カレーと一緒で、煮込めば煮込むほどおいしくなる、寝かせるほど味に深みが出るビゴス、作るときは大量に作るそう。

なので、まずは、大鍋にたっぷり水を沸かし始める。
カプスタ(900ml入り瓶を2つ)を入れて、グツグツと煮立ってくるのを待つ。↓このカプスタの瓶、なんでニンジンの絵も載ってるのだか、不思議、、、
お袋の味_d0083180_2351129.jpg

その間に、あらかじめ以下のものを準備。

・小さくキューブ型に切り刻んだポークをフライパンで炒める。色が付いてくるまで。
今回はビーフは使用せず。

・玉ねぎを細かく切り刻む。
・小さく切り刻んだベーコンとソーセージを一緒に炒める。

カプスタを入れた大鍋がグツグツとなってきたら、上記をすべて入れて混ぜる。

カプスタの酸っぱい香りが部屋中に充満してきた!

塩(テーブルスプーン1)、胡椒(テーブルスプーン0.5)、砂糖(テーブルスプーン2)を入れる。

水が少ないかなと思ったら適量を加える。

トマトペーストを入れる。確か、200ml入りの瓶やったかな~ 
月桂樹の葉っぱを3枚~5枚入れる。

蓋をして、弱火でコトコト煮込む。あとは待つだけ、なんだけれど、これが大切!!忍耐力が必要です。2時間~2時間半ほど煮込む。

いい香りがしてきた~ ビゴスだぁ~~~ 味見してみよっと♪
お袋の味_d0083180_2351349.jpg

「げっ!めっちゃ酸っぱい~っ!!」カプスタの瓶に入ってた水を半分ぐらい入れちゃったせいね、きっと。砂糖をもうちょっと足してみる。

失敗したかな?と心配になってきたぷりんすと私、友人に電話してヘルプを求めると、作りたてのビゴスは酸っぱいけど、時間が経つと酸っぱさが薄れてくるよ、とホッとするお言葉(^^)

2時間半後、、、。
お腹が空きすぎたぷりんす、「もういいよね?」と。おっと!!最後にひとつだけ!!
パパさんの秘儀(?!)→「火を止める前に、たっぷりのバターを小鍋で溶かして小麦粉を混ぜたものをビゴスに注いで混ぜるのを忘れたらあかんよ!!」
コクが増すそうです。

やっと出来上がりました♪
お袋の味_d0083180_23515360.jpg

う~ん、、、まだちょっと酸っぱすぎるな~ 次回作るときは、普通のキャベツの千切りも入れたほうが良さそう。
でも、瓶詰めビゴスと見た目は一緒やし(写真でも見た目一緒♪)、第一回目のトライにしては、上出来やね!と二人ともご満悦(^^)
一週間料理しなくても大丈夫なぐらい、たっぷり出来ました。

パパさん、どうもありがとう。
by czekoladka | 2006-03-03 04:30 | ポーランドのこと
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